このページでは、本サイト「花粉症はアレルギー疾患」内に出てきましたいくつかの「用語」について簡単に解説をさせていただきます。
特定の物質に対して過剰に起こってしまう免疫反応のこと。近年、日本を含む先進国でアレルギー疾患を持つ者の人数が急増している。
アレルギー症状を引き起こす原因となる物質。花粉、ダニ、カビ、フケなどの呼吸時に吸い込んでしまう吸入性アレルゲン、牛乳、蕎麦、鶏卵、大豆、ピーナッツなどの食物に含まれる食物性アレルゲン、金属、ゴム、漆などの接触しただけで症状を引き起こしてしまう接触性アレルゲンがある。
花粉症の他には、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどがある。日本では全国民の約半数が、何らかのアレルギー疾患になっているようだ。
何がアレルゲンとなっているかを把握するための検査。最も一般的なのは血液検査だが、他にいくつかの検査方法がある。アレルギー疾患と思われる症状があって病院に行き、検査を受ける場合は保険適用になるが、そうではない場合は保険が適用されずに全額自己負担となる。
植物の花粉をアレルゲンとして起きるアレルギー疾患(季節性アレルギー性鼻炎、季節性アレルギー性結膜炎など)の総称。複数の植物の花粉がアレルゲンとなる花粉症患者が多い。
植物の花粉をアレルゲンとして引き起こされるアレルギー性鼻炎。鼻水、鼻づまり、クシャミを主症状としている。
目の表面に植物の花粉が付着して起きる結膜炎。結膜とは、まぶたの裏側と眼球前方の表面を覆っている半透明の膜で、これが炎症を起こす。
スギ花粉をアレルゲンとして起きるアレルギー疾患。日本で最も多い花粉症で、近年は国民病となっている。
ヒノキ花粉をアレルゲンとして起きるアレルギー疾患。スギ花粉症を発症している人の約60%はヒノキ花粉症を併発しているよう。
ブタクサをアレルゲンとして起きるアレルギー疾患。発症していながら、それを自覚していない人が多い。アメリカでは最もポピュラーな花粉症。
国民の罹患率が高い病気のことで、同じ国でも時代によって変わる。現在の日本では、花粉症の他にガン、糖尿病、腰痛などが国民病とされている。
アレルゲンに対して反応するタンパク質から成る抗体。各アレルゲンに対して、それぞれ別のIgEが反応する。花粉に反応するIgEもダニに反応するIgEも構造的にはほとんど変わらないが、アレルゲンと結合する部分が違っている。
花粉飛散量が50.1個〜/平方cm/日となる時期は、関東=2月上旬〜4月上旬、東北=2月中旬〜4月中旬、東海=2月下旬〜3月中旬、関西=2月下旬〜3月下旬、九州=2月中旬〜3月中旬が目安となる。北海道と沖縄県は、スギ花粉がほとんど飛散しない。
保存料、着色料、甘味料、香料など食品に含まれる添加物の総称。日本人は、一人当たり平均で一年間に約4kgの食品添加物を摂取している。
自動車の排気や工場の煙などで大気が汚染されること。近年、アレルギー疾患を持つ者が急増した要因の一つではないかと目されている。
「ストレス」という言葉の元々の意味は「外部から加わった力に対して生じた抗力」。しかし、現在では「イヤなことがあった時に感じる苦痛」といった意味合いで使われている。
家庭用マスクは、その形状によって平型、プリーツ型、立体型に分類される。花粉症対策には、花粉が侵入する隙間を作らずに顔にフィットさせることができるプリーツ型、立体型が適している。
スギ花粉の大きさは20マイクロメートルから40マイクロメートルで、1ミリメートルの二十五分の一から五十分の一。ちなみに近年問題となっているPM2.5の大きさは2.5マイクロメートルで、スギ花粉の大きさの八分の一から十六分の一。また、ハウスダストの定番であるダニの糞は10マイクロメートルから40マイクロメートル。
季節性アレルギー性結膜炎の症状がある人は、症状が出ている間はコンタクトレンズの使用をやめるべきで、使用していれば、目のトラブルが起きやすい。それでも、どうしても使用しなければならないのなら、花粉や分泌物の汚れが何日分も蓄積していくのを防げる1日使い捨てタイプにするべき。もちろん、使用しないですめば、それに越したことはない。
アレルギー反応の介在物質ヒスタミンが神経や血管の受容体と結合するのを防ぐことによってアレルギー反応によって起こる症状を抑える。
ヒスタミンやロイコトリエンなどのアレルギー反応介在物質が肥満細胞から遊離することを抑制することによってアレルギー反応によって起こる症状を抑える。
人間の体内の副腎皮質で分泌されるホルモンを真似て化学合成したもので、その薬効は強力だが、副作用への注意が抗ヒスタミン薬や化学伝達物質遊離抑制薬よりも必要になる。
「花粉症にはヨーグルトが効く」という説が今や定説となっている。腸内環境が改善できれば、アレルギー疾患の症状が改善される場合が多いということが判明していて、なおかつヨーグルトは腸内環境の改善の効果を期待できる食品ということも事実である。
アレルギー体質の者にアレルゲンを少しずつ体内にいれていくことによってアレルギー反応が起きないように体質改善していく療法。「減感作療法」とも呼ばれる。
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