「花粉が飛散する時期」というと毎年多くの日本人を苦しめているスギ花粉が飛散する春のことを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
確かに春はスギ花粉の飛散量は非常に多いですし、そのためにスギ花粉症で苦しんでいる人も非常に多いです。それは間違いありません。
しかし、花粉症の原因物質(アレルゲン)となる花粉はスギ花粉以外にもたくさんあります。そして、その花粉が飛散している時期は、春だけではありません。夏や秋も「花粉が飛散する時期」なのです。
花粉の飛散状況(時期と地域)
資料:花粉カレンダー
出典:環境省 花粉症環境保険マニュアル
(https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual/2-chpt2.pdf)
掲載しました「花粉カレンダー」をご覧いただくとわかりますが、夏や秋にも花粉症の原因物質(アレルゲン)となる花粉は何種類も飛散しています。
原因となる花粉が飛散しているということは、当然のことですが、夏や秋に花粉症を発症している人もいるということです。しかし、「花粉が飛散する時期」は春という思い込みが多いためか、夏や秋に花粉症を発症しても、その症状が花粉症によるものだと気づかないケースも多いようです。
「国民病となったスギ花粉症」のページに書かせていただいていることですが、スギ花粉症を発症していて、なおかつ他の植物の花粉でもアレルギー反応を起こしてしまう人が多いです。
そのため、スギ花粉症を発症している人の中には、夏や秋に飛散している花粉にも反応してしまい、春から秋までずっと花粉症の症状が出続けてしまう人もいるわけです。
※ブタクサ花粉の画像
出典:環境省 環境保健マニュアル2014 (http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual/full.pdf)
夏から秋にかけて飛散する花粉にはブタクサ花粉がありますが、このブタクサ花粉でアレルギー反応を起こしてしまう人(ブタクサ花粉症を発症する人)が実は意外なまでに多いです。ブタクサ花粉症の症状の特徴などについては「ヒノキ花粉症とブタクサ花粉症」のページをご覧ください。
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