「花粉症にはヨーグルトが効く」と言われています。では、なぜヨーグルトが花粉症に対して効果を発揮するとされているのでしょうか?
腸内環境が悪化しているとアレルギー疾患が出やすくなります。したがって、腸内環境が悪く、花粉症の症状が出やすくなっている人は、腸内環境を改善すれば、花粉症の症状が緩和されるはずです。
ヨーグルトが腸内環境を改善できる食品だということは、もはや誰でも知っている常識となっていますよね。
ですから、ヨーグルトが花粉症に対して有効とされているのは
・ヨーグルトを食べると腸内環境が改善される
↓
・腸内環境が改善されればアレルギー疾患が改善される
というストーリーが描けるからなのですね。
花粉症の症状が軽減されることを期待してヨーグルトを食べるようにしたのに効果を実感できなかったという人も少なからずいるようです。
もちろんヨーグルトは、花粉症の特効薬というわけではありませんから、それは仕方がないことでしょう。
ただ、効果を実感できなかった人の中には、適切な食べ方をしていなかったためにヨーグルトの効果を十分に得られていなかった人もいるだろうと思われます。
ヨーグルトは素晴らしい食品ではありますが、どのような食べ方をしても同じように腸内環境を改善できるというわけではないからです。
ヨーグルトを腸内環境の改善を目的として食べる場合には食後に食べるのがお薦めです。
なぜならば、空腹状態でヨーグルトを食べると、胃酸によって乳酸菌のほとんどが腸に届く前に死んでしまうからです。
したがって、乳酸菌を腸に届かせるためには、胃酸の出方が少なくなる食後にヨーグルトを食べるようにするのがお薦めです。
ヨーグルトを食べることを習慣にしている人のうちの6割くらいは、朝にヨーグルトを食べているようです。
しかし、腸内環境を改善し、花粉症の症状を緩和させるためにヨーグルトを食べる場合には、朝や昼よりも夜に食べるようにするのが、お薦めです。
それは、腸が最も活発に働く「腸のゴールデンタイム」と呼ばれている時間帯が午後10時〜午前2時だからです。
この「腸のゴールデンタイム」までに腸の中に乳酸菌(善玉菌)を届けておくためには、「腸のゴールデンタイム」が始まる3時間前(つまり午後7時)にヨーグルトを食べるのがベストです。
もっとも、身体のリズムには個人差がありますし、「腸のゴールデンタイム」が午後10時〜午前2時というのも、あくまで目安ですから、あまり、この「午後7時」に縛られる必要はありません。
ですが、夜=夕食の後に食べるようにするのが、花粉症の症状を改善する目的でヨーグルトを食べる場合にはベストであることは間違いないと思います。
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